2011年2月8日火曜日

目黒雅叙園で従姉妹会








































年の近い従姉妹達と目黒雅叙園にてお食事会です。
伯母ちゃんの様子やら孫の話しやら諸々のお喋りです。。。

今の季節、都指定有形文化財“百段階段”で結ぶ7部屋では山形雛人形展が開催されてました。
ちなみに

A・ 十畝の間;襖仕立ての鏡板に荒木十畝による四季の花鳥画と黒漆の螺鈿細工。  
   『仁木屋のお雛様』;京の御殿飾り、明治天皇雛、中野土人形展示。


B・ 漁礁の間純金箔、純金泥、純金砂子。床柱は巨大な檜に彫刻。格子天井は菊池華秋原図の     四季草花図、欄間には尾竹竹波原図の五節句が極彩色に浮彫。
   『大庄屋 柏倉九左右衛門家のお雛様』 
男雛35cm 女雛28cm の大きな古今雛の七段飾り。三人官女でなく五人官女が特徴。実際に使用された漆器も展示。

C・ 草丘の間;格子天井の秋田杉。欄間には礒部草丘の指揮草花絵、瑞雲に煙る松原風景。廻り廊下の北山杉麿丸太の桁は銘木中の銘木。
   『日本三大吊るし飾り』
「山形・酒田」、「伊豆・稲取」、「福岡・柳川」。江戸時代から伝わる、女性の切ない願いが託された吊るし雛の紹介です。


D・ 静水の間;奥の間の床柱は黄檗丸洗。格子天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰、舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押す地秋草。次の間の天井、欄間は橋本静水等の画伯。
   『酒井家・到道博物館』
徳川四天王の筆頭である庄内藩主酒井家ゆかりのひな人形と雛道具。大名家の姫達が愛でてきたものの紹介。


E・ 星光の間;奥の間の床柱は北山杉天然絞り丸太。次の間の床柱は槇出節。どちらも格子天井、欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描いてある。
   『老舗 小野太右衛門家のお雛様』
江戸時代からの荒物屋、小野太右衛門家。江戸時代の古今雛、木目込み雛15人揃い。
「酒田あいおい工藤美術館」から庄内姉様人形、御殿雛。 


F・ 清方の間;美人画の大家、鏑木清方が造った茶室風の室内。扇面形杉柾目板四季草花、欄間の四季風俗美人画ともに清方作。
   『名品が揃う谷地の大型享保雛』
高さ65cmある享保雛(現存する最大級)。紅花の産地であった谷地(河北町)のお雛様。
最上川舟運によってもたらせれた土地の文化をかたるお雛様たち。


G・ 頂上の間;最上階の一室。通常は歴史資料室。天井画は松岡映久もんか作。格子天井で
本間の床柱は黒柿の銘木。
   『名刹 慈恩寺 梅本坊 菅家の所蔵品』
60代以上続く菅家の所蔵品の中から、雛にまつわる品々を展示。鴻巣人形や時代物の香合の紹介。

階段で結ばれた各部屋は、それぞれ、趣向が異なり、主に装飾を担当した画家の名前が付けられてます。檜の階段に行くときは厚めの靴下をおすすめします。
時代を超え今に生きる私達に何かを語りかけているようなそんな錯覚を抱かせて下さいました。
大事なお雛様故写真撮影は禁止でした。


今日も楽しい良い一日でした。。。   




3 件のコメント:

  1. 目黒雅叙園のおひな様や、つるし雛の数々、素晴らしいですね!写真がとっても綺麗に撮れていて腕を上げましたね。私も近いうちに是非見に行きたいです。幾つになってもおひな様は女の人には格別の思いがあるんでしょうね。
    良い物を紹介してくださり有難うございました。

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  2. 日本にはたくさん訪れるところがあって、心の保養ができて良いね。
    従姉妹会、みんな元気そうで、女ばかりの集まりは話が絶えなかったでしょう(笑)。

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  3. 今の季節はどこもお雛様やね。
    私のは田舎の蔵にしまっておいて、
    可愛そうにネズミに囓られたって、
    遠い昔に母と祖母とが話してましたっけ。
    従姉妹達も今度は泊まろうよ!って話題になりました。
    また楽しみがひとつ出来ましたよ!

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