2013年9月11日水曜日

ルーブル美術展と待乳山聖天



西洋と東洋の文化が交差する地中海。地中海四千年の物語…と謳われた、上野の森・東京都美術館で展示されてるルーブル美術館展へ行って参りました。

1808年にルーブルに所蔵されて以来、初めて館外に出品され、日本初公開となる『アルテミス・ギャビーのディアラ』に会いに出かけました。 




ルーブル美術館と言えば、ミロのビーナス、大きな翼のサモトラスのニケ、ナポレオンの戴冠式の絵画や聖母子像、モナリザ……かつて訪れて目にしましたが、『アルテミス・ギャビーのディアラ』は知りませんでしたので足を運びました。清楚なたたずまいのギャビーのディアラは、360度眺められるような工夫がなされ前後左右みな真剣に見入ってました。

200点を超える作品は、時代を超えてなお美しい輝きをはなってまして、次の世代に受け継がれ、いつの時代も歴史をひもとく貴重な存在で有り続けることでしょう。






東京都美術館





ギャビーのディアラ

モザイク・イルカと遊ぶ天使



オリーブ油を入れる壺



ワインと水をいれるための壺に描かれたギリシャ神話の物語
中心に描かれた女性は、白い牛に変身したゼウスの神に連れ去られ、
後にクレタ王となる子を産んだフェニキア王女。
東西の融合を象徴する存在とされているそうです。









上野から浅草へ出て、5月に妻沼聖天へいったときに知った、日本三大聖天の一つ、『待乳山聖天・まつちやましょうでん』に寄り道しました。十一面観音菩薩の化身、大聖歓喜天がご本尊。

浅草寺の子院で、浅草七福神にも入っており、毘沙門天をお祀りし、大聖歓喜天の守り神。

境内のあちこちに見られる大根と巾着、待乳山聖天のシンボルでとってもユニークです。
大根は体内の毒と煩悩を洗い清めるという意味合いがあり、また夫婦和合、子孫繁栄、縁結びをあらわし、巾着は砂金袋で商売繁盛を表してるそうです。

大根祭りが1月7日におこなわれるそうです。






なかなか読めません《待乳山本龍院》


築地塀と庚申塚
築地塀は安藤広重の絵にも描かれた江戸時代からのもので
重要文化財指定


至る所にある大根と巾着









本堂
本堂脇の天水受けも巾着




本堂の上にも










線香立ても巾着でした





お供え用の大根が売ってます

大根と巾着ばかり書いちゃったかな(笑) 本堂の後ろには出世観音像もありました。

本堂の天井画は、中央に荒々しい『降龍』と、左右に静謐なタッチの『天女』が描かれてましたが、
写真撮影禁止でした。







3 件のコメント:

  1. みせて頂いて有難う。近々中「2日」ルーブル美術館行く予定です。懐かしい絵画もあるようですしパリで見たときと違う趣を味わってきます。

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  2. ミケランジェロ展と勘違いでした。

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  3. 国立西洋美術館で開催されてるミケランジェロ展ですね。
    フィレンツェの街や、システィーナ礼拝堂の最後の審判を天井画で拝見したときは、震えるような感動を覚えたものです。システィーナ礼拝堂全体が美術館でしたね。
    素晴らしい感動を味わってきて下さい、そして是非ともブログアップをお願いします。

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