2010年12月11日土曜日

ヘルス・酒を飲んだ翌日には……

日経新聞から。

 師走は日頃の疲労がたまり、忘年会などで酒を飲む機会も増えて、体調を崩す人が少なくない。
体の中で最も大きい内蔵は肝臓だ。肝臓は食べた栄養素の貯蔵と加工・再合成を行うと共に、老廃物や体内に取り込まれた様々な有害物質を分解・無毒化して胆汁や尿として排出する。
 
 アルコールの処理も肝臓で行われる。アルコールは酵素の働きで、アセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸、最終的には炭酸ガスと水にまで分解される。

 酵素が少なかったり、飲んだアルコールが多すぎると処理しきれず、毒性が強いアセトアルデヒドがたまり、頭痛や吐き気、めまいなどの原因となる。翌日まで続くと“二日酔い”だ。

 二日酔いの予防策は、飲み過ぎないことだが、これが難しい。そこで肝細胞の中の酵素が重要な働きをしてくれる.酵素の多くはタンパク質から出来ているので、日頃から肉や納豆、豆腐など高タンパクな食事をして酵素を増やし、肝機能の低下を防ぐ。

 またてっとり早い予防法は、牛乳やヨーグルトなど乳製品をとること。アミノ酸は悪酔い防止のこうかもある。チーズたっぷりのピザやグラタン、豆腐料理、枝豆、卵料理、ロールキャベツなどを、肉や魚と一緒に食べると良い。

 肝臓に良いタウリンは貝類やイカ・タコに多く、するめ、たこ焼き、アサリの酒蒸しもお勧め。アルコールは脂肪に溶けやすいので、サラミや鶏の唐揚げなどを、つまみにするのも良い。おでんや大根サラダは胃を守り、アミラーゼを増やし、膵臓の働きを助ける。

 深酒は消化管の働きを低下させる。水分は排泄できずにたまり“水毒”となる。血液がどろどろになってスムーズに流れないので、血液循環も悪化し、体温が低下、風邪を引きやすくなる。効果の高い、ニンニク料理や、ビタミンCを多く摂取することは風邪や冷えの予防になる。

 飲んだ翌日は早めに水分を摂る。吐き気予防の効果のある、ウーロン茶や利尿作用のある紅茶を飲もう。体を温めて血行を促進するキャベツ、カボチャ、かぶの他、肝臓の働きを助ける、アサリやシジミの味噌汁を食べよう。

 ただしC型肝炎の人は、貝類、その他、鉄分の多い食品は、肝炎ウイルスの餌となるので控えるのがよい。

2 件のコメント:

  1. 確かに12月は飲む機会が増えます。現役でないのに忘年会と名の名目で飲み、時間が長くなり深酒となり2日酔いで気分が悪いのに不思議と夕方には治り又飲む時間となります。2日酔い防止で牛乳、チーズの手もあるのですが酒がまずくなります。最近はウコンの錠剤を飲んで出かけます。飲み過ぎれば何をやっても一緒かもしれませんが・・・・・。有り難う。

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  2. 利尿作用のある紅茶やウーロン茶なら手軽に出来ますね。
    体からアルコールを一刻も早く追い出しましょう!
    我が家でもお正月には男性どもは、美味しいお酒の談義をし、その後しっかりウコンの力なるモノヲ飲んでます。

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