2013年3月5日火曜日

パシュパティナート

11月20日

ネパール最後の日。
空港に向かう途中もう一つの世界遺産、ネパール最大のヒンドゥー教の聖地『パシュパティナート』に立ち寄りました。とは言ってもヒンドゥー教徒しか入れないそうです。まち全体が寺院であり、
死を待つ人々の館もあるそうです。

『パシュパティナート寺院』のほんの一部と火葬場周辺を見た…と言うのが正しいでしょうか。私にとっては想像を絶する光景に息をのみました。こういう世界もあるのかと信じられない光景でした。

ガイドの説明によると、ガンジス川の支流でガンジスまで流れるこの川・バグマティ川。
橋の上流で死者の魂を抜く儀式の後、抜け殻だけになった身体をキャンプファイヤーのように積み上げられた丸太に横たわらせ火葬に。遺灰遺骨はそのままこの聖なる河・バグマティ川に流される。
たった今、神のもとへ旅だった魂が、再び回り回って宿る『輪廻転生』の教えを信じお墓は造らないそうです。(ブータンも同じ)

改めてネパールは神の国であると実感させられます。


橋の対岸にパシュパティナート寺院があり
ヒンドゥー教徒以外は立ち入り禁止


橋の対岸から見物



剃髪して一年間 喪に服すそうです



次から次へと流れ来る遺骨とかに何の抵抗も感じないのだろうか?


異臭の中をヒンドゥー教徒が子供達が沐浴をするそうです。
毎日、日中、人の身体を焼いては流す川。幾千万もの魂がここに宿る。
そんな歴史をもつ川はここの人々にとっては日常茶飯事であり生活の一部なのでしょうか。
5Cm先も見えないほど黒く濁っている川。ここでは全ての人達が逞しく見えます。


ブータン・ネパール共に強い印象を受けた旅でした。


カトマンズ13時50分発、バンコク経由で、11月21日成田着。



1 件のコメント:

  1. 長編力作有り難うございました。異国、今まで知り得なかった文化、宗教に裏付けされた人生、哲学、生活慣習、やはり異国、肌に実世界の国、人間が生きているとどう考え・受け止めたら好いのか?やはり体感しなければ解らない・・・・・この宇宙に同じ時間を共有している事をアフリカと違った意味で感じました。

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