我々は、電化による住環境や交通手段の進歩の結果、楽に生きることが出来るようになり、基礎代謝は低下、仕事量も減少して、多くのエネルギーを使わなくなった。
さらに、朝食抜きや夕食のドカ食い、過度のダイエット、体温を下げる野菜や果物のとりすぎ、入浴なしのシャワーだけの生活、体を締め付ける下着や洋服、運動不足による新陳代謝の低下、過度のストレスや自律神経の乱れ、便秘などが体温を低下させている。
平熱が低いという事は、血行が悪い、免疫力が低い、アレルギーが出やすい、生活習慣病やガンにかかりやすい、太りやすいといった様々な弊害の要因となる。ちなみに体温が1度上がると免疫力は約5倍以上上がり、生命を維持するのに必要な酵素の活動が活発化し、感染症など病気を防御する。
低体温と冷え性は異なる。冷え性は手足の末梢血管が収縮し、熱を逃がさないようにするが、低体温はそもそも体内に熱エネルギーがつくれない状況だ。
低体温を防ぐには
①体温を上げる食材の食事を心がける。ショウガ、ニンニク、ミョウガ、山芋、ネギやカボチャなどを朝食から食べるようにする。
②栄養バランスに気をつける。糖質や脂肪過剰に気をつけてミネラルを摂取する。
③低体温では、糖質からのエネルギー生産が進まない。
エネルギー効率を高めるためにビタミンB1、B2,鉄や亜鉛、セレンなどのミネラルを十分に摂取する。
さらに、
④体温の7割は筋肉でつくられているので、筋トレによって筋肉を増強する。
⑤ストレスや不規則な生活は自律神経失調の起因。メリハリの利いた生活、ちょっとした時間にもウオーキングなどの運動をする。